この転職が正解なのかを迷ったら

転職ノウハウ

はじめに

現職への不満から逃れるために、またはキャリアを切り拓くために、転職することを決意したものの、転職活動を開始してしばらく経ち、ある程度転職の目処がたってくると、誰しも「この転職は正解なのだろうか」という迷いを抱くようになるものです。

転職は人生における一大イベントであり、その失敗は一生に大きな影を落とすことになってしまうので、転職が現実味を帯びてくるにつれ、このような迷いが大きくなってくることは当然であり、また必要なことでもあります。

そこで、このエントリーでは、「この転職は正解なのだろうか」という迷いを抱いた際に使えるテストをご紹介します。

やりがちだけど意味のないこと

さて、早速テストのご紹介・・・をする前に、転職に迷った際にやりがちではあるが、あまり意味のないことを最初にご紹介したいと思います。

それは、家族や友人に「この転職、どうかなぁ」と相談すること、です。

これがなぜかというと、生計を一つにする家族であれば、リスクをとる方向の決断にはどうしてもネガティブになりますし、逆に利害関係のない友人であれば、相談者の背中を押すような回答に終止しがちであり、転職自体の妥当性についてのピュアな評価を得ることが難しいからです。

また、親しい方へ、転職自体の相談をしてしまうと、その回答を無視しづらくなるという意味で、心理的に選択肢を絞られてしまう可能性があるという点も見落とせないポイントです。

意味のあるテスト

では、どういうテストが有効かというと、それは、今回の転職先から更にもう一度転職することになった場合、選考者視点で今回の転職がどう見えるのか」について、法務の採用経験がある人や、経験豊富なエージェントからアドバイスを貰うことです。

そして、その際には、次の次の転職先も、自分の希望に合うところを設定するとさらに効果は増します。
例えば、ベンチャーで一人目の法務になる、または複数の法務部員をマネージする法務部門の部門長になる、といった具合にです。

別の言い方をすれば、キャリアパスを引いた上で、そのウェイポイントとして次の転職を位置づけてみて、それが遠回りなのか、適切な経路設定なのかについて意見をもらう、ということです。

このテストにかけると、評価者からは様々な質問が返ってくると思います。
例えば、

  • 在籍期間はどのくらいだったという想定なのか?
  • どんなポジションで、どんな役割を担っていた想定なのか
  • 在籍中に昇進はしたのか/昇給はした想定なのか
  • どうしてその会社/事務所に転職をしたのか

といったものです。これは転職時に確認されることで、それはつまり、次の転職先で獲得しなければならない要素の裏返しでもあります。

このテストの結果として、次の転職先で獲得しなければならない要素が明確になれば、候補企業の取捨選択にも役に立ちますし、場合によっては今この転職をすることは、自分にとって適切ではない、という判断も具体的な根拠に基づいて下すことが可能になるのです。

さいごに

この転職が正解なのか、は、その重要性に反して適切に処理されない傾向がある疑問なので、あえてピックアップしてみました。

これだけが正解というものでもないので、もし良いアイデアや、自分はこうしているよ、という実例をお持ちの方は、twitterなどで教えていただけると嬉しいです。

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