【転職ストーリー】中川さんのケース

転職ノウハウ

どんな人?

  • お名前:中川さん
  • Twitter ID:@naka_fbbiz
  • 転職回数:3回(エージェント→エージェント→Twitter)
  • 30代男性

〜1社目

本日はよろしくお願いします。

中川さんとは、1年半前に東京駅の近くでランチをご一緒したとき以来ですね。
あのときは中川さんが法務から離れられていた時期だったので、もう法務には戻ってこられないのだと思っていましたが・・・(笑)

お久しぶりです。
紆余曲折あって、この4月からまた法務に戻ってきました。

今日はその辺りの経緯についてもお話したいと思います。

楽しみにしています。

さて、早速ですが1社目からお話をお伺いしたいと思います。

中川さんは新卒で入った会社から法務を担当されていたんですよね。
これは、たまたま配属された先が法務だったのでしょうか?

いえ、新卒で法務の職種別採用をしている会社に狙いを定めて就職活動をしていました。

といっても、そのような新卒求人はそれほど多くはなかったので、リクナビなどの新卒の就職活動で普通に使われるツールではなく、Googleで「法務 新卒」のようなキーワードで検索して、求人を探しました。

法務の職種別求人も少なかったと思いますが、そもそもそのような就職活動をする大学生も多くはないですよね?
私自身は新卒の就職活動をしたことがないので、想像でしかないのですが・・・

はい、実際少なかったです。私の周りで、法務の職種別採用を狙っていたのは私以外ではもう一人だけでした。
ただ、その一人が大学時代もっとも仲の良かった友人で、その後のキャリアも私と業界が近かったため不思議な縁を感じました。今でも時々連絡を取り合っていますよ。

やはり少数派なんですね。
では、中川さんは、なぜ「法務の新卒求人」というマイナーな選択肢に狙いを定めようと思われたのでしょうか。

私も就職活動を始めた当初から法務の新卒にターゲットを絞っていたわけではなく、最初は多数派と同じように大手企業の総合職を受けていました。そして実際に内定もいくつかいただいていたんです。

ただ、内定を前に、実際に自分がその仕事をやりたいのかを自問したところ、答えは「いや、そうでもないな・・・」といった煮え切らない感じだったんですね。絶対に嫌なわけではないけれど、ぜひやりたいというわけでもない。

遅いといえば遅いのかも知れませんが、改めて自分が何をやりたいのか考えたところ、出てきた答えは、大学で学んだ法律の知識を活かせる法務という仕事だったんです。

なるほど、そこで方向転換をして、法務の新卒募集に応募されたわけですね。

ただ、大学で学んだ法律の知識を活かすのであれば、ロースクール経由で法曹という道もありますよね。
なぜ法曹の道には進まなかったんですか?

残念ながら、大学1年目のGPAがあまり良くなかったんです。当時はまだ、法科大学院は進路としてそれなりに人気があったので、GPAが厳しいとそもそも入学が難しいということもあり、選択肢には入れていませんでした。

決して不真面目な学生ではなかったのですが、大学で最も真面目に勉強している学生を10としたら、私は6〜7くらい。今はわかりませんが、当時はそれでは法科大学院に進むのはちょっと難しかったんです。

そうだったんですね。

とはいえ、想定通り法務の新卒で内定を勝ち取って入社されたわけですから、お見事です。

そのような経緯で入社された1社目は、どのような会社だったのでしょうか。

一言で言えばメーカーです。ニッチな領域ではありますが、世界的に見ても高いシェアを持っている企業でした。

法務専業のメンバーはマネージャーが1人、アシスタントマネージャー的な役職の方が1人で、そこにメンバーが3人つくという体制でした。とはいえ完全に法務専業というわけではなく、総務的な業務、具体的にはオフィスの維持管理業務なども担当していました。

また、給与的にはメーカーでよくある感じですね。具体的には、若手の頃は基本給の金額も伸びもそれほどでもない反面、業績が良いとボーナスは多めに出る給与体系でした。

落ち着いて仕事に向き合えるという観点では、新卒で行く会社としては理想的な職場であるように感じたのですが、あまり長くは在籍されなかったんですよね?

はい、この会社に在籍していたのは3年弱でした。

そもそも、1年目の半ばで、「この会社で法務としてずっと働き続けることはないな」と感じたんですよね。
その一番の理由は、社内の法務のプレゼンスの低さでした。言い換えれば、「この会社で法務を続けていても、出世することはできない」ことが見えてしまったんです。また、メール一つについてもチェックされ、直しが入るようなマイクロマネジメントを受けていたことにも辟易していました。
そんな思いを抱えながら仕事を続けていても自分のためにならないと思ってはいたものの、何も武器を持たない状態で新卒の会社を出るわけにも行かなかったので、1年目の10月くらいから予備試験の勉強をはじめました。

仕事をしながら、一から司法試験の受験に向けた勉強をするのはかなり大変だったんじゃないですか?

そうですね。一日4〜5時間くらいはコンスタントに勉強時間を確保していたので、大変ではありました。朝は5時半に起床して伊藤塾の講義を一コマ消化してから出社し、帰宅後も勉強していました。

そのような生活をするためには、会社は会社、自分は自分といった具合に、今で言うワークライフバランスをきっちり取らなければならないのですが、この会社は「会社こそ人生」という人を求める傾向が強く、勉強のために時間を割くようになるにつれて、それまで良好だった人間関係も、徐々に悪化してきてしまいました。例えば、新人なのに飲み会の幹事を率先してやらないのは何事だ、と苦言を呈されるとか、休日のイベントに来ないことを暗に咎められるといった感じですね。

会社側の立場に立てば言いたいことも分からなくもないのですが、自分としては会社から離れるための準備を進めているわけですから、それに付き合っていてはどっちつかずになってしまうので、やむを得ない選択だったと思います。

上司や先輩からすれば、そんなに早い段階で見切りをつけられていたとは思わないでしょうから、やる気のない新人、みたいな評価だったのかも知れませんね。実際はやる気が他に向いていただけなのに・・・。

であれば、退職の意向を伝えたときも引き止めはあまりなかったのではないでしょうか。

いえ、それが、新卒が辞めるとマネージャーの評価に響くことに加え、自分が退職する直前にアシスタントマネージャーが退職していたこともあり、引き止めは受けました。ただ、マネージャーがマネージャー自身のために引き止めていることが透けて見えていたので、引き止めによってさらに気持ちは離れてしまいまったのですが。

なるほど。保身のための引き止めか、会社のための引き止めか、それとも退職者のことを思っての引き止めかということは、引き止められる本人には意外にはっきりと伝わってしまうものなのかもしれませんね。

こうして退職された後は、どちらに転職されたんですか?

実は、1社目を退職したときは、転職をしたわけではなく、司法試験の受験に専念するつもりだったんです。実家に戻れば2年位は受験に専念できる想定でしたので、人間関係面でのストレスを抱え、時間を失いながら従業員の地位を維持し続けるよりも、退路を断って勝負をかけた方が良いという判断でした。

ところが、実家に戻った後、家庭の事情で無収入で受験に専念することが難しい状況が発生してしまい、専業受験生として予備試験に臨めたのは結局1回だけでした。そして、その1回も残念ながら不合格だったので、これをもって司法試験からは撤退することにしました。

また、司法試験と並行して受けていた国税にも最終選考で落ちたため、9月の時点で持ち玉なしの状態になってしまいました。今思えば、これが私の人生におけるどん底のタイミングでしたね(笑)

〜2社目

経済的なプレッシャーは重いですよね。

とはいえ若さもあるので、司法試験の勉強を活かして法務として再就職するという選択もまだ充分現実的でしたよね。

確かにそうかもしれませんが、1社目で法務が楽しいとは全く思えなかったので、この時点では法務として再就職する選択肢は私の中にはありませんでした。

その一方で、特に売れるスキルを持っているわけでもないので、スキル獲得と就職先斡旋を同時に実現できるエンジニアの道を選択しました。よくある、卒業後に就職先を斡旋するタイプのエンジニアリングスクールです。
無料だったこともあり、雑に扱われることもある程度覚悟していたのですが、基礎からきっちり教えてもらうことができ、2ヶ月位で無料アプリを作る程度なら独力でできるようになりました。

修了後に紹介される案件は、未経験前提なので、みなし残業代込みで20万を切るような案件しかなかったのですが、その程度は織り込み済みでした。また、経験を買うという意味でどこに就職しようとは思っていたんです。ですが、スクール主催の交流会でスクールを卒業して就職した先輩の話を聞くと「仕事は楽ちんだね」といったような話しか出てこず、エンジニアとしてスキルアップしていくような雰囲気は全くありませんでした。むしろ、コーディングが必要な業務にアサインされたらラッキーで、多いのはゲームのバグ出しなど、いわゆるエンジニアとは程遠い業務の方が多いとのことでした。であればスクールの斡旋を使うべきではないと判断し、自分でエージェントに未経験OKのエンジニア職の紹介を依頼したんです。

エージェントを起用した時点でもまだエンジニア希望だったんですね。

でも、実際に転職されたのは法務職ということで、その経緯を教えていただけますでしょうか。

はい。
私がエージェントに出した希望は、「自宅から通える」「月収20万以上」の2点でした。そして、この条件を満たす未経験OKのエンジニア求人はあったのですが、エージェントから「法務でもその条件を満たす案件がありますよ」と、株式会社ポノスの法務職を紹介されたんです。エンジニア希望なのは承知していますが、以前上場企業で法務をされていましたよね?この案件はおすすめですよ、と。

募集度が高い案件だったのでエージェントの熱意も高く、強く勧められたことに加え、元々ゲーム業界に行きたかったこともあり、一度お会いするだけお会いしてみようという感じで応募することにしました。何しろ、実家から自転車ですぐに行ける近さでしたしね(笑)

つまり、エンジニア求人の中に入ってきたイレギュラー案件だったんですね。

一度お会いしてみよう、という温度感だったところから入社を決めるまで、気持ちが変わったのはなぜなんでしょうか。

一度お会いするだけお会いしてみようと思ってお話したところ、ほぼそこで採用が決まったこと、でしょうか。エンジニアとしての面接も控えていたので、一日に選考プロセスを凝縮していただけたんです。

また、実際にお会いした部長さんや、辞める予定の法務の方の人柄がとても良かったことも強い後押しになりました。この会社で働きたいな、と素直に思えたんです。

スタートアップでは即日で採用が決まることもありますよね。

その一日に凝縮された選考はどのような雰囲気だったのでしょうか

私の場合は、上場企業の新卒で法務をやっていたという経歴と、一社目のグローバル比率が高かったという履歴書から読み取れる情報が先方に響いたようで、最初からポジティブなムードでした。

また、面接前に同社がリリースしていたゲームを一週間ほど遊んでから面接に臨んだのも良かったようです。そういった準備をしてきてくれる応募者さんは多くはないんだよね、といったことも言われました。これからお世話になるかもしれない会社なので、どんな事業をやっているのか興味を持つのが自然かと思っていたのですが、そうではない方も意外にいらっしゃるみたいですね。

確かに、特に中途の場合は事前に会社情報を下調べする以上の準備をしない方は少なくない印象ですので、プロダクトを実際に触り、自分なりの感想を持っていくだけで他の候補者に多少なりとも差をつけられるのかもしれません。

一度退職してからの再就職ということですが、待遇面はいかがでしたか?

基本給は上がる一方、前職はボーナスがかなり出ていたので、ボーナスを考慮した年収では少し下がるくらいでした。

エンジニアとして就職することを考えていたときはかなりの年収ダウンも覚悟していたので、それと比べると随分良い条件を提示していただいたと思います。

業務内容としても、一人法務ということもあって契約からトラブル対応まで幅広く担当させていただきました。何より、自分の考え、提案したことが、実務に直接影響するという体験は前職ではまったく味わえなかったため、とても刺激的でした。もちろん、その反面強い責任感も求められるわけですが、私にとっては重荷ではなく、やりがいや楽しさにつながっていました。

その背景として、前任の法務の方がとても信頼されており、社内の法務に対する期待やプレゼンスがとても高かったこともあると思います。「まずは法務に相談しよう」というムードや文化がある会社とそうでない会社とでは仕事のやりがいや進めやすさがまったく違うな、と再認識しました。
もちろんこれは逆のことも言えて、法務が全く頼りにされていない会社に後から入っていくのはなかなか大変なことだろうと思います。

そのため、転職先において法務がどのような存在なのか、どの程度のプレゼンスを持っているのかは、転職先を選ぶ上で確認した方が良い要素の一つだと思います。

〜3社目

やりがいも人間関係も良好な会社だったのに、転職しようと思われたのはどうしてだったのでしょうか。

法務のプレゼンスが高い場合、法務マターに限らない様々な問題が相談事項として持ち込まれます。そして、それらは法律知識を用いて解決できるものではありません。つまり、せっかく持ち込まれた相談に対し、適切な解決策を提示できないという現実に直面することになったのです。
解決しなければならない課題を前に、「よくないよねー」とだけ言って、解決策を出せないような人にだけはならないようにしようと思っていた自分にとって、これは重大な問題でした。

また、法務を続けていく上で「無資格である」ことからくる限界が気になり始めたのもこの頃です。この悩みから解放されたければ、やはり法務から離れなければならないのだろうなと覚悟を固めていった感じです。

とはいえ、会社に対して特段不満があったわけではないので、転職サイトに法務以外を希望職種として登録しただけで、積極的に転職活動をしていたわけではありませんでした。
そんな中、ゲーム領域のコンサルタントの求人をエージェントから紹介されたんです。

コンサルタントは、まさに課題を解決することを生業とするわけで、法務に限らない課題解決力を獲得したい私にとってはうってつけの案件でした。
加えて、コンサルタント未経験であるにも関わらず、ゲーム業界に身を置いていることに着目して私に興味を持ってもらえたのは当時20代後半という若さあってのことだと自覚していたので、このチャンスを逃したら、二度と同じ機会には巡り会えないだろうという予感もありました。

現環境に不満があるわけではない状態から大きなチャレンジをする選択には、なかなか踏み切れるものではないと思います。

今ではなく、将来に着目して転職するのが中川さんのキャリア形成のキモかもしれませんね。

確かにそうかもしれません。
なお、スキルや経験を獲得するために、年収を下げてでもこの転職はするつもりでしたし、また未経験である以上年収が下がることも覚悟していたのですが、結果的には収入面で妥協する必要がなかったのはありがたかったです。

ただ、程度の差こそあれ、多くはそういう仕組みになっていると思うのですが、コンサルタントは毎年少しずつ昇給するのではなく、ポジションが上がれば給与も上がる給与体系でした。そのため、武器を持ってコンサルタントになったわけではない私のような者にとっては、昇給を獲得することは難しい面もありました。

法務からコンサルタントへの転身は、中川さんにとって良い経験になりましたか?

はい、間違いなく良い経験にはなりました。ただ、逆に言えば、良い経験で終わってしまった、とも言えます。

そもそも土地勘のあるゲーム領域での業務にアサインされることがあまりなく、災害対策支援など右も左もわからない分野で四苦八苦していたので、価値を出せた実感は得られませんでした。また、専門性がないことから領域がバラバラの業務にアサインされ、その結果として専門性をなかなか獲得できないという総合コンサルでよくある悩みに直面もしていました。

加えて、自分のアウトプットに価値があるか確信できていないので、アウトプットを上長のチェックにすぐ出せず、上長からの評価が下がり、更に自分のアウトプットに対する自信を喪失するという負のスパイラルに陥ってしまったことも精神的に堪えました。

私も、まさに中川さんの仰る負のスパイラルに陥った経験があるのでとても良くわかります。中川さんは、そのスパイラルからどのような方法で抜け出したのでしょうか。

効果を実感したのは、評価の高いプレゼンテーションの写経をしたことです。司法試験の論文対策でも模範解答をトレースする勉強法があると思いますが、それをプレゼンテーションで行うイメージです。プレゼンテーションはあくまで最終成果物でしかないのですが、何本も繰り返しているうちに、プレゼンテーションから全体像をつかめるようになってきたのです。

その結果、資料作成については一定の評価を得られるようにはなりましたが、残念ながらそこ止まりでした。
結局自力では負のスパイラルから抜け出すことはできず、転職して2年ほど経った秋口に次を考えようかな、と漠然と思い始めました。コンサルタントの案件の切れ目は3月が多いので、残り半年やりきったら転職活動を開始しようかな、という温度感ですね。

その、「転職活動を開始しようかな」の3月は、今年の3月のことですよね。
4月には新しい職場で勤務を開始されているとお伺いしていますが、何か予定外のことが起こったのでしょうか。

そうなんです。

1月に転職先のマイネットがFC琉球の胸スポンサーになったニュースを見かけて、サッカーとゲームの両方を好きだったこともあり、こんなtweetをしたんですよ。

そうしたら、なんとマイネットの人事につぶやきを拾われてフォローされたので、こちらからコンタクト取ってみようかと思っていたところ、マイネットからちょうど法務担当を探しているとDMが来たんです。

2社目のポノスさんのときもそうでしたが、タイミングが絶妙ですね。

たしかにそうですね。

ただ、私としては法務専業に戻るつもりはなかったので、正直に「法務をやる気はない」旨を伝えたところ、元々「いわゆる法務」という人よりも、法務に軸足を起きつつ幅広い仕事をしてくれる人を探しているということでしたので、であればと選考に入り、内定を頂いた、という経緯です。

今振り返ると、人生のどん底だった国税に落ちたタイミングから、様々なターニングポイントを通過していたことに気づきます。

仮に国税に受かっていたら当然私は公務員になっていたと思いますが、それが自分にとって幸せだったのかと考えるとかなり疑問ですし、そもそも自分にとってかけがえのない財産であるポノスでの経験を得ることもできなかったわけです。

もっと遡ると、大学1年次の成績が良ければロースクールに入っていたかも知れず、そうなっていたら社会人デビューも遅くなるわけで、法務を経験した後にコンサルタントへ転身する道も現実的ではなかったはずです。実家で受験に専念する期間を長く取れなかったことにも同じことが言えると思います。

そう考えると、良いことも悪いことも、今の自分を構成する大切な要素なのだと実感しますね。

中川さんのキャリアを拝見すると、本当にそう思いますね。

そして同じく不思議に思うのは、様々なチャレンジをされながらも、吸い寄せられるように法務に戻ってくることです(笑)

たしかにそうですね(笑)

ただそれも、偶然の産物と言うよりも、社会人になった最初の入口が法務だったからこそなのだと思います。
1社目の経験は会社にとっても私自身にとっても好ましいものではありませんでしたが、その経験があるから今があるのは間違いありません。法務からキャリアをスタートしたことは、私にとって心強いセーフティネットなのだと思います。

確かにそうかもしれません。

最後に、中川さんのようにキャリアチェンジを考えている法務の方に、メッセージをお願いします。

最もお伝えしたいことは、「キャリアチェンジをしたい」と思っているだけでは何も始まらないということです。

法務は、後から入ることも、後になって外れることも簡単ではない職種の一つです。そのため、キャリアチェンジをしたいと願うだけでなく、キャリアチェンジに繋がる具体的な行動を起こす必要があると思います。といっても、そう突拍子もない事をする必要はありません。例えば新規事業を立ち上げることになったとき、法務のアドバイザーではなく、その実行メンバーに立候補するなどでも良いと思います。

キャリアチェンジをする面接で、なぜ新しいキャリアに挑むのか、そしてなぜ未経験の自分を採用する必要があるのかを具体的に語れることが、キャリアチェンジを実現することにつながっていくと思うからです。

本日は、ありがとうございました。

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