法務にとってのリファラル転職

転職ノウハウ

リファラル採用経由の転職の概要

リファラル採用とは、平たく言えば社員紹介を使った採用活動です。

リファラル採用といっても、単に入り口が社員紹介であるだけというケースもあれば、大きなマイナスがなければ採用が既定路線(その代わり紹介を受けづらい)というケースもあり、その性質は様々です。

エージェントよりも採用費を低く抑えられることに加え、紹介社員によって能力の高さや人柄の良さが担保されているため、プレイヤー層・リーダー層・マネージャー層・シニアマネージャー層のいずれにも用いられています。

法務視点でのリファラル経由の転職のメリット・デメリット

メリット

  • 紹介者を通じて社内の生の情報を聞ける。
    • 所属先における法務部門のプレゼンスや、上司となる人の志向によって、仕事のやりやすさが大きく異るため、社内の情報を確認できるのは心強い。
    • エージェントからも情報を仕入れることは可能だが、エージェントは転職先の人事経由で情報を仕入れるため、生の情報ではなく、人事が候補者に伝えたい情報に加工されていることに注意が必要。
  • 転職後、知り合いを通じて社内の人脈を素早く広げやすい。
    • 特に一人目の法務として転職する際は、依頼部門との関係をゼロから構築しなければならないため、異分子である法務と依頼部門をつないでくれる紹介者の存在は貴重
  • 紹介者が法務部門に所属している場合、補充したい機能を正確に把握できていることからミスマッチを回避できる。

デメリット

  • 紹介者が法務ではない場合、会社のニーズと候補者のスキル・経験が合っていることを期待できない。
    • 非法務の人は、コーポレートも契約も、場合によっては知財さえも「法務」で一括にしがち。
  • 紹介者が「盛る」傾向があり、入社前に過度な期待を寄せられることも。
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