概要
- 日々の業務を処理する担当者
- 大量に発生する契約法務の対応要員としての採用であることが多い
- 給与上限のイメージは、〜500万円
- 経験年数のイメージは、未経験〜5年目
転職先検討の視点
上司・先輩の存在
- 優れたスキル・経験を持つ上司や先輩の下につけると、その後の法務人生を支える財産になる
- 逆に、一人目の法務として着任する際は、社外に相談できる人がいないと厳しい
- どんな会社かよりも、上司や先輩がどんなキャリアや考え方の方なのかをよく確認する必要がある
年収を重視しすぎない
- プレイヤーとしての年収の上限は限定的なので、このステージで年収を主な理由として転職先を決めるのは、長い目で見ると得策で無いことが多い
良い経験を積めるか
- これまで担当したことのない業務や、難易度が高い業務が発生するか、会社自体が成長しているか、などが確認ポイント。
- チャレンジは必ず失敗するリスクをはらむが、再度転職する事になっても、若さと良い経験を兼ね備えているプレイヤーは転職難易度が非常に低いので、チャレンジに向いているのはこのタイミング。
- もっと実力がついてから、と思いがちだが、実力がついてくると報酬やポジションなどの守らなければならない要素が増えてきて、チャレンジしづらくなる。
- このステージで良い経験を詰めていないと、若さを失うだけ次の転職が厳しくなる。若さを経験に換えていく意識が重要。
選考でどこ見られるか
- 選考において有利に働きやすいのは以下のポイント
- 若さ
- スペシャリストとしての採用でない限り、年齢を重ねれば重ねるほど、プレイヤーとしての転職は難しくなる。
- 逆に、20代で3年〜5年程度の実務経験を兼ね備えた状態は、募集も多いため、引く手数多。
- ポテンシャル
- いわゆる難関大学に浪人・留年なく卒業していたり、新卒で人気企業に入社していると、書類選考で落とされる確率がかなり低くなる。
- 面接でポテンシャルを持っていることを証明するのは難しく、面接官との相性で大きく評価が左右されるポイントでもある。
- 素直さ・性格の良さ
- 資格
- ビジネス実務法務検定のようなライトなものでも評価されやすい。
- 法科大学院卒業も、このステージであれば効果的。
- 若さ
- これから伸びてもらう前提なので、今できることの多さより、伸び代が大きく伸ばし甲斐がある人材であることを伝えた方が効果的。
チャネルの選択
- プレイヤーはスキルと経験のばらつきがまだ大きくないことから、採用費を節約するためにエージェントを使わないケースも。そのため、エージェント以外のチャネルを使う必要性が高い。
- 他方、特に初めての転職の場合は、魅力的な職務経歴書の書き方などのアドバイスを受けるためにエージェントの力を借りることも重要。
- なお、大手企業の法務部に所属していたり、弁護士等の資格を持っているといったウリがない若手にはスカウトが届きづらいため、スカウトを待つタイプの媒体には不向き。